顎関節症の特徴(愛D歯科&矯正歯科)
日本人の2人に1人は生涯に1度は経験するという顎関節症ですが、
顎の関節についてあまり知られていないので、顎関節の特徴について記したいと思います。
人の顎の関節は、他の関節とはかなり違いがあります。
その3つの特徴について説明します。
①左右の顎関節が一対となり下顎骨を支えていることである。下顎骨は一塊であることから、
左右の顎関節は、協働運動を営み、1つの顎関節が運動すると必ず他方の顎関節も何らかの運動を行うことになる。
②顎関節は、他の関節と同じように回転運動を行うことができると同時に滑走運動も行うことができることである。
この滑走運動は、他の関節にはみられない特徴であり、下顎の複雑な運動を可能にしている。
③顎関節は、上下顎の歯の接触により、その運動をコントロールされていることである。
以上の特徴から、顎関節に支えられている下顎は、複雑で特徴的な運動を行うことができる。
また、上下の歯の接触により
影響を受けることから、その接触に異常が生じると、顎関節は不適切な刺激を受け、
何らかの障害を受けることがある。
つまり、歯並びやかみ合わせが悪かったり、虫歯や歯周病で、かみ合わせが変わったり、
歯が抜けたままにしておくと顎関節症をおこしやすくなります。
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